学園生活
学園生活
臨時休業中や分散登校中、パウロではオンラインで様々な形での活動が行われました。
朝と帰りのホームルーム、健康観察、個別面談などのクラスの活動は、4月の早い段階から実施できました。授業に関しては、課題や動画の配信はもちろんのこと、複数の教科で連携しての取り組みなど、オンラインだからこその成果もあげられたのではないかと思います。
1年生は入学式の日に早速「Googleクラスルーム」への登録の仕方を説明し、担任からの連絡や、各教科からのオンライン課題に取り組める環境を確保しました。2・3年生は、昨年度から継続して、学校とオンラインでつながることのできる環境がありました。「Googleクラスルーム」に、各教科からのレポート課題や小テストが配信されるので、生徒は自分の端末でそれらに取り組み、「クラスルーム」にオンライン上で提出します。提出されたものは、自動採点されたり、先生からのコメントがつき返却されるという流れです。また、ホームルームや面談、オンライン授業はZOOMやMeetを活用して実施されました。
パウロでは毎年、小論文コンクールを年に3回実施しています。国語科から課されたワークシートに取り組み、小論文を書くのが例年の流れでした。
臨時休校中の今回は、小論文のテーマを「コロナウィルス感染症」とし、理科や保健、世界史の観点から、コロナウィルスに関することを知り、考えるという流れにしました。各教科の教員からオンラインで課題が出されたり、解説授業が実施されました。世界史では、歴史上の感染症について、人間がどのように対峙してきたのかを知り、コロナウィルスに現代の我々がどう向き合っているのかを考えるという内容でしたが、生徒たちは大変興味深く聞き、我々のあり方を考えていました。国語科のオンライン授業では、小論文の書き方をレクチャーし、練習課題に取り組みます。
今回の複数教科を通して小論文を書くための準備をするという取り組みは、自分1人でワークシートを完成させるよりも、広い視野と知識を得て、多角的に考えることができていました。
登校しての国語の授業で、小論文のアウトラインを作成し、来週は小論文のコンクール本番。オンライン課題レポートの数も、通常の学校生活から考えると相当増えており、かなりの調べ学習に取り組んだ生徒諸君。きっと、自らの考えを800字で表現してくれることと思います。
オンラインでの体育の授業も、印象的だったようです。離れた場所にいながら、みんなで1つのダンスを踊るという内容でした。学校の教室から、ダンスの振り付けを体育科の先生がZOOMやMeetで指示。それぞれの場所にいる生徒たちが同じ動きをする様子が、生徒側のカメラから、先生のパソコンに集約されます。コマ割りされた画面いっぱいにダンスを楽しむ多くの生徒が映し出されていました。いずれ、全校生徒でグラウンドでこのダンスを踊る日がくるかと思うと、とても楽しみです。
今後も、オンライン授業のよさを活用して、よりよい授業を模索していきたいと考えています。