NEWS
NEWS

お知らせ情報

2013年5月30日

お知らせ情報

落語会が行われました

5月11日土曜日、初めてとなる土曜講座が行われました。生徒に授業だけでない様々な学びの場を提供しようということで、父母の会からのご支援も得て、今年度からスタートした企画です。その記念すべき第一回が、“落語会”です。

生徒総会、学年会、総合学習の発表、または日ごろの授業の中でも生徒が多くの人に向かって発表する、話をする機会はたくさんあります。 しかし、時折こんな批判 も…。「声が小さい…」「何を言いたいのかわかりにくい…」

大人でも、人前で話をするのは苦手 だ、というという人もい ます。やはりちょ っと した訓練 や心がけが必要 なのかもしれません。話をするだけではなくて、笑いまでとる。きっと落語には、我々が見習うべき要素がたくさん含まれているのではないでしょうか?今回の土曜講座 で落語鑑賞が選ばれた理由はそこにあります。

お忙しいスケジュールをおして、三遊亭金時師匠、同じく時松さんにお越しいただきました。はじめは太鼓や着物について、また寄席についてお話しいただきました。太鼓の実演も行われました。その後、時松さんには「馬ほめ」を、金時師匠には「死神」をそれぞれご上演いただきました。時松さんのハリのある声とテンポの良い話しに、生徒は大爆笑。また金時師匠が創り出すちょっと不気味な死神の世界には、生徒もすっかり引き込まれてしまいま した。

最後に、お二人と学校長の三人で、座談会を行いました。高校時代の思い出話や、落語家になると決めた理由、また人に話をする時のコツなど、いろいろとお話しいただきました。また金時師匠は堀越学園高校野球部ご出身というということで、春の大会で対戦し勝利した本校野球部を大変ほめていただきました。

大人も含めて、私たちが古典芸能に触れる機会はずいぶん減っています。落語鑑賞は生徒 にとって、新鮮な体験 だったようです。今回の学びは、すぐに成果が現れるものではないかもしれませんが、お二人の師匠にお越しいただいたこと、そしてお話しいただいた内容は、楽しい思い出とともに、生徒の心に深く刻まれたものと思われます。