学園生活
2019年11月7日
学園生活
死者のためのミサ
カトリック教会では11月を死者の月と定め、今はこの世を去った人たちのために永遠の安らぎを神に願います。亡くなった方々の安らぎを願うと共に、私たちが今日生かされていることへの感謝を神にささげる月でもあります。私たち聖パウロ学園でも、カトリック学校として「死者のためのミサ」を執り行い、この世を去った方々の平安をお祈りしました。
司式はサレジオ会の佐藤直樹神父様にしていただきました。
仏教と比較したカトリックの死生観について「一枚の金貨」のお話を交えてしてくださり、カトリックにおける「死」の考え方への理解を深めることができました。そして、「死に方は生き方であり、与えられた命をどう生きていくかである」ということ、「神父として人が亡くなる瞬間に立ち会うときに感じる死の厳粛さは、人生の重みであり命の重みであると感じる」というお話を、高校生の心に届く丁寧な明快な言葉でしてくださいました。
秋の澄んだ空気の中、身近な亡くなった方に心を寄せ、また生きることと死ぬことについて考える時間を持ったミサとなりました。