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学園生活

2025年12月17日

学園生活

My stories in St.Paul 【No.3】

キャリプロでの経験から小学校の先生を目指すまで

*Step1 なんとなくキャリプロ

高校に入学して、趣味の筋トレに明け暮れ、友達と楽しく過ごす毎日でした。学校への遅刻や忘れ物も多く、担任の先生にはよく注意を受けていました。家でも、親の言うことは聞き流していることが多かったです。進路は、筋トレに興味があったので「パーソナルトレーナー」になることに漠然と憧れていました。しかし、特に勉強を頑張るわけでもなく、赤点をとらないことを目標に、最低限のテスト勉強をするくらいでした。

高校2年生になり、担任の先生から小学校の運動会のボランティアをすすめられました。ちょうど暇だったので、なんとなく参加してみたのがキャリプロとの出会いです。

*Step2 「素の自分を出していい」

私が参加したのは、七国小運動会のお手伝いでした。小学校2年生の担当となり、教室から校庭へ椅子を持って移動することの手伝いや、子どもたちが競技にスムーズに参加できるように整列を促したりダンスの衣装の準備を手伝いをしました。また子どもたちの座席の間に入って、他学年の競技を一緒に観覧しました。子どもたちはすごく素直に自分に話しかけてきて、その対応をしている私は、自分でも驚くほど「素の自分」でした。そして、そんな「素の自分」をたまたまそばで見ていた小学校の副校長先生がほめてくださいました。

斜に構えて高校生活を送っていたけれど、子どもたちの前での「素の自分」をほめてもらえたことで、自分はこんなふうでいいんだと肩の力が抜けました。その後の学校生活は、いろいろなことにまっすぐ取り組めるようになり、クラスメイトとの関係も変わっていきました。

また、子どもたちとの関わりが純粋に楽しかったので、七国小学校での学習支援、元木小学校での学習支援や放課後子ども教室のお手伝い、八王子国際協会で日本語を母語としない子どもへの学習支援(高校2年生の2学期~高校3年生の1学期)などのボランティアを継続しました。

*Step3 進路に悩む

高校2年生から3年生の1学期まで、進路に悩みました。もともと興味があったパーソナルトレーナーになるのか、子ども関係の仕事を考えるのか。担任の先生や、メンターだった校長先生と話す中で、次第に「小学校の先生」という自分の希望が明確になっていきました。

志望校も色々と迷いましたが、パウロのように少人数で丁寧な学びの環境がある白梅学園大学を目指すことに決め、準備をすすめました。評定平均や検定なども意識して、今までの自分を振り返ると、かなり学習への努力もするように成長したと思います。

*Step4 頼られる存在として

ボランティアをする前の自分は、いろいろなことに積極的になれず、学校生活や勉強に対して後ろ向きなことも多かったように思います。趣味以外の何事にも真剣に取り組まない生活でした。でも、校長先生や担任の先生が進めてくれたボランティア活動を通し真剣に活動するきっかけができた。運動会など、子どもにとって大事な瞬間に立ち会っていると考えるようになったり、小学校の先生の目線になって考えてみることで、見方や考え方が変わり、責任感が芽生えました。八王子国際協会で出会った子どもたちとは、1年間というスパンで信頼関係を築くことができ、やりがいを感じながら毎週のボランティアに行っていました。

私の成長を、ボランティア先の小学校の先生も見ていてくださり、私を指名して手伝いに来てほしいと言われるまでになりました。

キャリプロで私は進路を決めることができ、本当に貴重で意味のある経験ができたと思っています。