学園生活
2025年6月24日
学園生活
高尾グリーンハイスクール
パウロの森から近いところに、佐川急便が所有する「高尾100年の森」があります。「高尾100年の森」は、今年の3月に環境省の「自然共生サイト」に認定されました。
その森で、今年度から「高尾グリーンハイスクール」という取り組みが始まっています。本校を含む、市内の6校の高等学校が、「高尾100年の森」をフィールドに、それぞれ興味ある活動を展開していきます。
6月は、本校から3名の生徒と生物の教員が参加。
コドラート法を用いた植生調査、野生生物の行動を捉えるセンサーカメラの設置、水生生物による水質調査に取り組みました。
専門家のアドバイスのもと、生物多様性を肌で感じる一日となりました。野生のニホンザル、観察されるのが難しいムカシヤンマのヤゴ、野生の山椒の葉など、生物多様性が豊かな「高尾100年の森」だからこその様々な生物と出会うことができました。特にムカシヤンマのヤゴは本校の生徒が採集し、昆虫好きな他校の生徒も興味津々で覗きに来ていました。
終了後には「普段できない体験ができて楽しかった」「見つけたい生物は見つからなかったが、珍しい生物を採集できて良かった」「さまざまな植物を観察できて良かった」と生徒たち。良い経験になったようです。
今週の生物演習の授業では、森で出会った動物や植物をまとめています。
今回設置したセンサーカメラは1か月後に回収し、データを分析します。どんな生物が映っているか楽しみです。
「高尾100年の森」での活動が、授業や探究、パウロの森の活動と相乗効果を生むように取り組んでいきたいと考えています。





