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2学年

2025年11月28日

2学年

修学旅行

修学旅行  

初日

成田空港に11時集合。

全員遅れることなく集合し、開校式をしていざ出発。

順調な修学旅行の幕開け…と思いきや、フィリピン航空のチェックインの時に衝撃の伝達が💦

スーツケースは明日以降の便になる。。。

台風の影響に備えて、飛行機を少しでも軽量化するためとのこと。

思えば、今回の修学旅行はセブ島での地震や台風25号の被害の報道を受け、さまざまな心配が絶えませんでした。しかしながら、直前の現地との確認で、私たちの訪れるセブシティは問題がないと言われ、ほっとして当日を迎えたのでした。

が、今度は台風26号の接近。セブ島付近は通過しないようですが、状況を鑑みての航空会社の判断とのこと。

添乗員さんが「修学旅行の添乗を35年やっていて、こんなことは初めて」と言っていたので、かなりレアなケースに当たってしまったようです。

そこから、急遽、スーツケースから着替えや洗面用具を手荷物として持ち込む袋に詰め替えます。

皆、臨機応変に、何が必要かを考え、荷物を入れてきたビニールやナイロンバッグに手早く入れていました。文句を言うこともなく、ハプニングを楽しむ姿が頼もしかったです。

約5時間のフライトを経て、セブマクタン空港へ到着。

セブ島は台風の影響は大丈夫でした。

ホテルへ向かうバスの中から見えた風景はキラキラしたクリスマスのイルミネーションと、スラム街。対照的な風景が広がる街並みはすでに生徒の心を動かしていました。

2日目

荷物が今日届くことになり、受け取りのための書類を記入してから朝食。

事前に家庭科の授業で作って試食した、アドボという料理を発見したり、パンもデザートも甘めなものが多いことを実感していました。美味しそうだけど、見たことがないものもたくさんあり、おそるおそるお皿に盛っていました。

今日は語学学校の1日。マンツーマンレッスンが4時間。グループレッスンが4時間。おそらく多くの生徒にとって、今までの人生で最も英語に触れた1日。

そして、凝縮された濃密な1日でした。

得意な生徒も苦手な生徒も、自分なりに今までとは違う自分になれたようです。

休み時間のたびに、「歌わされました」「通じました」「しゃべれました」「マンツーマンレッスンつらいです」と、 愚痴と喜びが入り混じった報告を先生達にしていました。

夜に提出されたしおりの中のコメントには「マンツーマンレッスンは、しゃべることから逃げられなかったので、初めて自分で考えて色々と伝えた。伝わって嬉しかった」「マンツーマンレッスンは大変だったけど、すごく成長できた」といった内容が書かれていました。 ホテルに戻り、併設しているショッピングモールでの班別研修。レッスンを経て「伝わる」自信を持ったので、躊躇なく買い物を楽しんでいました。

3日目

朝食の後は、サントニーニョ教会でのミサへ。セブ島で最も大きく伝統ある教会です。

「聖パウロ修道会から派遣された 」という文書を提出しているので、最前のエリアを用意してくださり、ミサの中でも神父様に歓迎していただきました。

音楽が多く、明るい感じのミサ、そして聖体拝領に多くの現地の方が並ぶ様子に少し圧倒されていましたが、私たちが日本で参列しているミサと同じところも発見していました。

その後、サンペデロ要塞をのんびり見学しました。

続いてセブ・オーシャンパークへ。セブ島最大の水族館へ。

魚の種類も日本とは異なるものも多く、展示の仕方もポップな感じ。興味深く、様々な展示を見てまわっていました。フィッシュマッサージ(日本ではドクターフィッシュなどの名称❓)に多くの生徒が盛り上がっていました。

その後、セブ島最大のショッピングモールSMシーサイドで、班ごとにランチとお土産などのショッピング。セブ島は9月からクリスマスシーズンということで、クリスマス一色の館内です。

巡回していると、買ったものを見せてくれたり、レストランで自分たちで注文したものを美味しく食べている姿をたくさん見かけました。

続いて、Anya‘s home を主宰するAnyaさんのお話を聞きます。Anya さんは、日本人で、ギャルの道を進みながらも、スラム街に寺子屋を建てて子供達の支援をしています。現在に至るまでの思いや経験がギャル語で語られます。生徒達は話に引き込まれていました。

その後、お話を聞いた体育館の近くの、ANYA’s Home のある地域を抜け、今回の台風で大量のゴミが流れ着いている海岸を見にいきましたが、この短時間の見学は生徒には大きなインパクトのある体験でした。「子どもたちが楽しそうに笑っていて、かわいそうな人たちだと決めつけていた自分の考えはちょっと違った」「スラム街の向かい側に、めっちゃ立派な教会があって、そこで祈っている人たちを見て、カトリックって何なんだろうと考えた」といった感想がしおりに書かれていました。 ホテルに戻ると、紆余曲折があった荷物がやっと届き、生徒の手元に渡りました。

4日目

朝7時にはホテルを出発。Don Bosco Technical Collegeに向かいます。

オープニングセレモニーで、お互いの学校を紹介し、提携校としての調印をしました。

その後は、両校の生徒がまじったグループで、キャンパスツアー。

そして日本の文化紹介。 福笑いを一緒にしました。聞こえてくる単語は「up」「down」「ok」が多かった気がしますが、盛り上がっていました。 

ランチはjollibeeからデリバリー。

フィリピンで1番人気のファストフードです。

昼食後は、副校長先生が司式のミサ。

昨日に続き、明るい雰囲気の音楽が多く歌われ、また交流していた同世代の生徒達が皆、カトリックを信仰していることに感じるものがあったようでした。

クロージングセレモニーがあり、最後に写真を撮りあって終了。

とても濃密な時間でした。

修学旅行の最後の行程、プランテーションベイに移動しました。

落ち着いた大人の雰囲気のリゾートホテルです。

が、元気な生徒達は手早く着替えてプールやビーチ、アクティビティに向かいます。   

3メートルの高さからの飛び込みにチャレンジしたり、ビーチバレーに盛り上がったり、射撃に燃えてみたり、それぞれ楽しそうに時間を過ごしていました。

16時にすごく早めの夕ご飯。

美味しいご飯でしたが、生徒達はさらに遊びにいきたい気持ちでいっぱい。

早々に切り上げて、出かけていきました。

クラス集合写真を撮って、後ろ髪を引かれながらもホテルへ。

この後、希望するグループはショッピングモールに行けますが、ちょっと疲れも溜まってきたし、何よりも早朝の出発に向けてパッキングをしなければなりません。

最終日

3時に起床しました。

先生たちが部屋をまわって起こし、パッキングの最終確認と忘れ物確認。それから朝食をフロント前に取りに行く、という慌ただしい朝。

朝食を誰に渡したか確認していましたが、なかなか来ない部屋が・・・

担任の先生に見に行ってもらうと、二度寝をしている姿💦

大慌てで起こして部屋を出しました。

と、朝からちょっとバタバタしましたが、無事に飛行機に搭乗するところまで来ました。

現地時間8:05発で帰国します。

生徒の感想

初の海外だったので心配したが、現地の人たちはみなやさしく、フレンドリーだった。そのおかげで英語での会話もしやすく、英語で話すことにどんどん自信や達成感を持てるようになった。

日本と同じところや異なるところをたくさん発見した。今まで想像したこともなかった、フィリピンの人たちの暮らしを感じることができたし、自分達との違いを考える機会となった。

英語のレッスンはとても緊張した。しかし、授業を重ねていくごとに不安は薄れ、外国人の先生と話が盛り上がった時はとても楽しかったです。

学校交流も緊張して最初はただ座っているだけだった。しかし、自分たちで自己紹介を始め、質問などをしあううちにどんどん仲良くなれて最後まで楽しく話すことができた。みんな笑顔が多くやさしく関わりやすかったです。

フィリピンの人たちはフレンドリーでどこに行っても笑顔でやさしく話してくれたのが印象的でした。また、アニャさんが活動する地域を歩いたときは、すぐ近くのSMショッピングモールの近代的な雰囲気とは対照的で、雰囲気や道が整備されていない様子に衝撃を受け、色々なことを考えさせられました。

フィリピンの文化を知り、フィリピンで暮らす人たちを知り、「異なる文化を尊重する」ということの意味を知ったし、自分もそうありたいと思うようになった。