パウロの森へようこそ
パウロの森へようこそ

パウロの森へようこそ

聖パウロ学園は、23ha(東京ドーム約5個分)におよぶモデル学校林を所有しています。
この学校林は、パウロの森の愛称で親しまれ、様々な場面で活用されています。

学校林とは

パウロの森

小学校、中学校、高等学校において、学校の基本財産形成や児童・生徒への環境に関する教育、体験活動を目的に、学校が保有している森林をいいます。

公益財団法人国土緑化推進機構の調査によると、全国の学校林保有校数は2677校で、本校のように学校敷地内に学校林を保有している学校は大変少なく、全体の9パーセントでしかありません。

パウロの森は、とても貴重な学校林ともいえます。

パウロの森で自然体験学習の実施

自然豊かなパウロの森では、授業の一環として自然体験授業【パウロ・ネイチャー・プログラム(PNP)】を実施しています。
この体験学習は、里山文化を学び自然について考える貴重な時間です。この自然体験学習【PNP】は、自然観察、山歩き、森林保全、材木伐採、木工作業、炭焼き、シイタケ・なめこ栽培、カブトムシ取り、林道づくり、キャンプなど里山を活用した豊富な体験や学習ができます。

パウロの森

マークをつけて間伐作業開始

パウロの森

受け口・追い口の原理を学びます

パウロの森

間伐作業終了

パウロの森

雨の日のプログラムではタープをはります

パウロの森

火を起こします

パウロの森

カレーを作ります

パウロの森

ダッチオーブンではご飯を炊いています

パウロの森

完成しました!

パウロの森

皆でテーブルをかこみます

パウロの森の活用

パウロの森は、本校生徒の自然体験学習に留まらず、地域の皆さまや青少年活動を実施する皆さまなどに広く活動の場を提供しています。2014年度より、八王子市立恩方第一小学校の総合的な学習の時間でパウロの森が活用されています。

豊かな森をめざして

安心して、安全に自然体験活動ができるよう、また里山文化の伝承と豊かな森を目指して【森林インストラクター東京会】や【パウロの森くらぶ】の皆さまと連携してパウロの森を整備しています。

森の教室project

2023年度からは、有志を募り「森の教室project」を発足させました。 学校林の「パウロの森」において、活動の拠点となる「森の教室」を作り、その周辺の森を用いて様々な活動に取り組んでいます。

2023年度の学校林に学習空間「森の教室」を生徒達が完成させるに至った経緯を「ランドスケープデザインNO153」(株式会社マルモ出版)に掲載していただきました。10ページの特集記事です。


2023年度のグリーンインフラジャパンポスターセッションにおいて、「森の教室project」についてまとめたポスターが、学生部門の奨励賞を受賞。

2024年度のグリーンインフラジャパンポスターセッションにおいては、「学校林(パウロの森)の保水力向上を目指した高校生の探究活動と流域治水への貢献の可能性」が最優秀賞を受賞しました。大学生や研究者が出展する中での快挙でした。

ポスター賞受賞者一覧

受賞した生徒へのインタビュー等が、「タウンニュース八王子」において2度掲載されました。

タウンニュース八王子記事1

タウンニュース八王子記事2

地域貢献としたテーマであったため、上記研究は地域からの関心も高く、初宿和夫八王子市長を表敬訪問しての報告、また八王子市環境ネットワーク交流会や恩方中学校区地域づくり推進会議などで生徒が発表し、高い評価を得ると同時に、地域との連携の必要性や可能性を相互が考える契機となりました。


2025年度も新たなプロジェクトに向けて動き出しています。