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6月２９日は使徒パウロとペテロの祭日であり、聖パウロ学園高等学校の創立記念日です。
聖パウロ修道会日本管区長の澤田豊成神父様による、創立記念ミサに全校であずかりました。神父様は本校の卒業生でもあります。
１年生の生徒の大半は、ミサは初めて。少し緊張した面持ちで会場の体育館にやってきましたが、ミサが始まり、様子がわかってくると、場になじんでいきました。
侍者や聖書朗読、共同祈願を担当する生徒は、事前に神父様からどのような心持で臨めばよいのかをお話しいただき、自分のすべきことを理解して奉仕します。
ミサの中での神父様のお話は、聖書の内容をより理解できるように、２０００年前のイスラエルの風土や気候を説明してくださり、そのうえで「岩の上に家を建てる」「砂の上に家を建てる」とはそれぞれどのような意味になるのか、そしてこのたとえ話には「目の前の快適なことを選び、後のことを考えないと大変なことになる」という意味が含まれていることをお話しくださいました。生徒たちにとって、試験や入試に向けた自分自身の在り方を見つめる機会となりました。

ミサの後に、カトリック系大学への進学を考えている３年生１０名ほどが、自分の興味あるテーマについて神父様に質問し、カトリック教会はどのように考えるのかをお示しいただく座談会を開催しました。自らの進路選択や価値観の構築に、新たで豊かな視点を手に入れることができたようでした。