パウロの夏休み④(被災地ボランティア)

8月の中旬の2日間、有志生徒8名で宮城県の石巻に被災地巡礼とボランティアに行きました。
1日目は終日、被災地巡礼を石巻のカリタスジャパンの方に企画・案内していただきました。日和山での「大丈夫だと思って山に登らなかったから亡くなった」という言葉や、旧女川町立病院の売店のお客さんが「この駐車場はみんな流されたんだよ、みんな流された」と語ったことなど、生々しく目をそむけたくなるものばかりでした。大川小学校を含む様々な場所を実際に自分の目で見たこと、そして現地の方の生の声をお聞きしたことは、津波の威力や命の重さ、避難について生徒たちに深く考えさせるきっかけとなりました。同時に、きれいに立て直された駅舎や、最新設備を持った漁業センター、被災者のための復興住宅などを見学して設備の面での復興は非常に進んでいるように感じました。
2日目の午前中は2人の方にお願いし、被災当時のお話と被災直後がどのような状態であったかをお話しいただきました。「人とのつながりの大切さ」「その状態の中でできることをやるしかない」という言葉が大変印象的でした。
午後は高齢者の方との交流会とお茶っこ(お茶会)。20名ほどの高齢者の方が、事前に貼っていただいたポスターをご覧になって会場に足を運んでくださいました。パウロ生が準備していった、パウロや八王子の紹介、クラフト制作、ビンゴなどを一緒に楽しみました。ビンゴの景品として準備した折り紙の箱が好評で、急遽パウロ生による折り紙教室が開催される一幕も。とても穏やかで楽しい時間が過ごせました。
今回の活動中、「自分たちの意志で来てくれただけでうれしい」という言葉をたくさんかけていただきました。被災された方々は、前を向いて生きているのだという強い実感を持ったと同時に、ここで体験した「被災地の今」を伝えることが一番のボランティア活動になるのだと思います。遠くから他者の視点を通してみるのではなく、自分の視点で現地を知ることの大切さをかみしめた2日間でした。